2025/06/09

田町の鍼灸マッサージ治療院「かわい指圧ルーム」院長の河合です。
膝の痛みを訴えられる患者さんが多く訪れます。
その多くの方がもっと早くに治療しておけばよかったと言われます。
膝の痛みを我慢して放置するとさらに悪化してしまいますので注意が必要です。
当院では膝が痛い、腰が痛い等の理由で階段を上がるのがお辛い方は1階のベッドで施術することができます。
お気軽にスタッフにお申し付けください。
「膝痛に対する鍼灸治療」は、東洋医学の理論に基づき、痛みの緩和や機能回復を目的として行われます。
1. 東洋医学的な膝痛の原因
膝痛は、東洋医学では「気血の滞り」や「腎・肝の虚弱」、「外邪(寒さ・湿気など)の侵入」が原因と考えられます。
– 気滞血瘀(きたいけつお):外傷や過度の使用による血流の停滞。
– 肝腎不足(かんじんぶそく):加齢や虚弱による腱や骨の栄養不足。
– 寒湿痺阻(かんしつへいそ):冷えや湿気による関節の痛みやこわばり。
2. 主な治療ポイント
鍼灸治療では、膝周辺の経穴(ツボ)を中心に刺激し、気血の流れを改善します。
よく使われるツボは
– 足三里(あしさんり):膝の痛み全般、消化機能の強化。
– 膝眼(しつがん):膝関節の炎症や腫れに効果的。
– 陽陵泉(ようりょうせん):腱や靭帯の痛みを緩和。
– 梁丘(りょうきゅう):膝の急性痛や腫れに有効。
– 委中(いちゅう):膝の裏の痛みやこわばりに効果的。
3. 鍼灸のアプローチ方法
– 鍼(はり):細い鍼をツボに刺し、刺激を与えて気血の流れを促進。
– 灸(きゅう):もぐさを使い、温熱刺激で冷えや血行不良を改善。
– 電気鍼(でんきしん):鍼に微弱な電流を流し、筋肉の緊張を緩和。
(私の膝痛も電気鍼で治すことが出来ました)
4. 西洋医学的な効果
– 鎮痛作用:エンドルフィンの分泌を促進し、痛みを軽減。
– 抗炎症作用:患部の血流を改善し、炎症を緩和。
– 筋緊張の緩和:筋肉のこわばりをほぐし、可動域を拡大。
5. 日常生活でのアドバイス
– 温める:カイロや湯船で膝を温め、血行を促進。
– 適度な運動:水泳やウォーキングで筋力を維持。
– 体重管理:膝への負担を減らすため肥満の場合は減量を心がける。
※急性の外傷(靭帯損傷、骨折など)は、まず整形外科を受診しましょう
膝痛の原因は多岐にわたるため、鍼灸師や医師と相談しながら、適切な治療法を選択することが重要です。
膝痛でお困りの方はお気軽に当院スタッフまでお問い合わせ下さい。
一人一人に合った治療法で膝の痛みの軽減をしていきます!